2011年 08月 20日
#32 わかる瞬間・・・ |
沢木耕太郎さんの<旅する力>を読んでたら(その中のある1節で)ストン!と自分の何かが落ちました。(ちなみにこの本は、かの名作<深夜特急>を書きあげるまでの舞台裏みたいな感じの本です。)
んで何が落ちたかと言うと、<(今更ながらの)自分の帰国してから・・・>について・・・
彼は<第4章 旅の行方>でこんな風に書いてます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~(中略)~~~~~~~~~~~~~~~~
あるいは、私が旅で得た最大のものは、自分はどこでも生きていけるという自信だったかもしれない。どのようなところでも、どのような状況でも自分は生きていくことができるという自信を持つことができた。
しかし、それは同時に大切なものを失わせることにもなった。
自分はどこでも生きていくことができるという思いは、どこにいてもここは仮の場所なのではないかという意識を生むことになってしまったのだ。
私は日本に帰ってしばらくは池上の父母の家にいたが、すぐに経堂でひとり暮らしを始めた。
夜、その部屋の窓から暗い外の闇を眺めていると、ふと、自分がどこにいるのかわからなくなる、ということが長く続いた。そこが自分の部屋であり、家なのに、旅先で泊まったホテルの部屋より実在感がないような気がしてならなかった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~(中略)~~~~~~~~~~~~~~~~
・・・もちろん<彼の旅>と<自分のアメリカでの5年>を重ね合わせる気は毛頭ないんですが、アメリカから帰ってきてからの自分の心境がこれにピッタリ当てはまるような気がしたのです。(確かに自分にとってのアメリカ生活は、今考えると<長い旅>のようでしたからw・・・)
・・・ということで、日記がわりの「(自分だけ)あ~スッキリ!」w・・・
んで何が落ちたかと言うと、<(今更ながらの)自分の帰国してから・・・>について・・・
彼は<第4章 旅の行方>でこんな風に書いてます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~(中略)~~~~~~~~~~~~~~~~
あるいは、私が旅で得た最大のものは、自分はどこでも生きていけるという自信だったかもしれない。どのようなところでも、どのような状況でも自分は生きていくことができるという自信を持つことができた。
しかし、それは同時に大切なものを失わせることにもなった。
自分はどこでも生きていくことができるという思いは、どこにいてもここは仮の場所なのではないかという意識を生むことになってしまったのだ。
私は日本に帰ってしばらくは池上の父母の家にいたが、すぐに経堂でひとり暮らしを始めた。
夜、その部屋の窓から暗い外の闇を眺めていると、ふと、自分がどこにいるのかわからなくなる、ということが長く続いた。そこが自分の部屋であり、家なのに、旅先で泊まったホテルの部屋より実在感がないような気がしてならなかった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~(中略)~~~~~~~~~~~~~~~~
・・・もちろん<彼の旅>と<自分のアメリカでの5年>を重ね合わせる気は毛頭ないんですが、アメリカから帰ってきてからの自分の心境がこれにピッタリ当てはまるような気がしたのです。(確かに自分にとってのアメリカ生活は、今考えると<長い旅>のようでしたからw・・・)
・・・ということで、日記がわりの「(自分だけ)あ~スッキリ!」w・・・
by paspo
| 2011-08-20 01:42
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